【三井住友海上火災保険の採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説
今回は、三井住友海上火災保険の採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。
三井住友海上火災保険は、大手火災保険会社の一社のため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【三井住友海上火災保険の採用大学】会社概要
基本情報
まず、三井住友海上火災保険の会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
参考:三井住友海上火災保険「企業ホームページ」
三井住友海上火災保険の主な業務は、損害保険業、保険引受、資産の運用、他の保険会社の保険業に係る業務の代理または事務の代行、債務の保証、投資信託の販売業務、確定拠出年金の運営管理業務、自動車損害賠償保障事業委託業務の6つです。また、海外展開も積極的に行っており、世界42カ国・地域に進出、欧州・アジア・米州で事業を展開しています。特に、ASEAN地域に積極的に進出しています。その結果、同地域では保険会社として強いプレゼンスを誇るようになり、地域総収入保険料は1位など、海外での事業展開も大きく成功しています。今後も日本国内だけでなく、海外での事業基盤の拡大・強化を目指していく方針です。
参考:三井住友海上火災保険「会社情報」
経営理念
三井住友海上火災保険の経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。
経営理念(ミッション)
グローバルな保険・金融サービス事業を通じて、
引用:三井住友海上火災保険「経営理念」
安心と安全を提供し、活力ある社会の発展と
地球の健やかな未来を支えます
平均年収
三井住友海上火災保険の平均年収推移は下記のとおりです。
2022年3月期 | 約738万円 |
2021年3月期 | 約738万円 |
2020年3月期 | 約737万円 |
2019年3月期 | 約738万円 |
2018年3月期 | 約737万円 |
2017年3月期 | 約742万円 |
2016年3月期 | 約747万円 |
三井住友海上火災保険は平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。
では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。
【三井住友海上火災保険の採用大学】採用人数1位は慶應義塾大学
採用大学
三井住友海上火災保険の採用人数1位は慶應義塾大学です。
1位 | 慶應義塾大 | 29人 |
2位 | 早稲田大 | 13人 |
3位 | 明治大 | 11人 |
4位 | 立教大 | 10人 |
5位 | 同志社大 | 8人 |
6位 | 青山学院大 | 7人 |
7位 | 関西学院大 | 6人 |
8位 | 千葉大 | 5人 |
9位 | 上智大 | 5人 |
10位 | 中央大ほか | 100人 |
過去の採用大学一覧は下記になっており、全国から幅広く採用していることが分かります。
早稲田大学、慶應義塾大学、関西学院大学、明治大学、青山学院大学、法政大学、同志社大学、中央大学、立教大学、立命館大学、上智大学、大阪大学、成蹊大学、東京大学、南山大学、九州大学、学習院大学、関西大学、日本女子大学、京都大学、神戸大学、岡山大学、山口大学、鹿児島大学、東北学院大学、東京女子大学、愛知大学
参考:大学通信Online「2022年 企業ごとの大学別就職者数 三井住友海上火災保険」
採用人数
22年卒の合計採用人数は194名です。そのため、全体の約14%が慶応義塾大学から採用されています。
引用:リクナビ「三井住友海上火災保険の新卒採用・会社概要」
学歴フィルター
続いて、三井住友海上火災保険の学歴フィルターの有無について記載します。
三井住友海上火災保険は過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。
学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。
採用倍率
三井住友海上火災保険の採用倍率は69倍~138倍だと考えられます。
(ご参考:算出方法)
46倍(同業のあいおいニッセイ同和損害保険の採用倍率)×約300名(あいおいニッセイ同和損害保険の採用人数)÷100~200人(三井住友海上火災保険ジャパンの採用人数)
参考:リクナビ「あいおいニッセイ同和損害保険の新卒採用」
参考:リクナビ「三井住友海上火災保険の新卒採用」
参考:俺の転職活動塾「有名企業採用倍率ランキング」
参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、三井住友海上火災保険の採用倍率は高いと考えられます。
採用倍率だけで見ると三井住友海上火災保険への就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか?
次に、別の切り口から三井住友海上火災保険の就職難易度について記載していきます。
【三井住友海上火災保険の採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
就職難易度
三井住友海上火災保険の就職難易度は59.4で、有名企業427社の中142位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)
2位:ボストン コンサルティング グループ(66.5)
3位:三菱商事(65.1)
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)
…
141位:日本NCR(59.4)
142位:三井住友海上火災保険(59.4)
143位:宝ホールディングス(59.4)
参考:東洋経済新聞「「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
三井住友海上火災保険の就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。
【三井住友海上火災保険の採用大学】選考フロー
三井住友海上火災保険の選考フローは下記記載の通りです。
1. エントリーシート
2. 適性検査
3. 一次面接
4. 二次面接
5. 最終面接
6. 内々定
引用:「三井住友海上火災保険新卒採用サイト」
では、三井住友海上火災保険に内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、三井住友海上火災保険の内定獲得のための対策方法について解説します。
【三井住友海上火災保険の採用大学】内定獲得のための対策方法
三井住友海上火災保険の選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記4つと考えられます。
下記にそれぞれの対策方法を記載します。
1. エントリーシートの対策
三井住友海上火災保険の内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
2. 筆記試験・適性検査の対策
三井住友海上火災保険の2022年度における筆記試験・適性検査は、SPIです。
3. 面接の対策(志望動機・学生時代頑張ったこと)
三井住友海上火災保険の内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。
面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、三井住友海上火災保険を受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
三井住友海上火災保険の志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
Ⅰ.「三井住友海上火災保険で実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するために三井住友海上火災保険のリソースを使いたい。だから三井住友海上火災保険を志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
Ⅱ.過去の経験・想いを入れる
「三井住友海上火災保険で実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「三井住友海上火災保険に入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
Ⅲ.他社ではなく三井住友海上火災保険である理由を伝える
「他社ではなく三井住友海上火災保険の理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、三井住友海上火災保険が力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
三井住友海上火災保険のガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
Ⅰ.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「三井住友海上火災保険が求める人材像」を調べましょう。
三井住友海上火災保険が求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
三井住友海上火災保険の求める人材像は下記だと考えられます。
引用:三井住友海上火災保険「求める人物像」
「向き合うから、強くなる。Tough Spirits, Big Heart」
引用:三井住友海上火災保険「求める人材像」
不確実性の増す社会において、わたしたち三井住友海上はリスクのプロとして、最前線を走り、未来を照らし続ける必要があると考えています。
このような環境において、当社が皆さんに求めていることは以下の2つです。
1.自律的な思考力・行動力
新しい社会の姿や豊かな未来を描き、仲間とともに共感しその実現に向け、自らが自律的に思考し行動すること。
2.高い価値創造力
現状にとらわれることなく新しい発想で、これまでになかった価値を創造すること。
三井住友海上火災保険が求める人物像は、自律的な思考力に加え、思考を形に変えていくことができる行動力を持った人物であると考察することができます。また、変化に柔軟に対応できる人物も求められるでしょう。なぜなら、社会は非連続な変化のなかにあります。不安定な世界情勢、深刻さを増す環境問題、ITの進化による社会・産業構造の転換等により、新たな災害等のリスクが発生しており、そのリスクから守っていくのが三井住友海上火災保険の使命だからである。そのため、変化に柔軟にたいうおできる人物が求めらると推察することができます。
また、三井住友海上火災保険が掲げるバリューに共感できる人材も三井住友海上火災保険が求める人物像だと考えられます。
行動指針(バリュー)
引用:三井住友海上火災保険「会社情報」
- お客さま第一CUSTOMER FOCUS (カスタマー・フォーカス)わたしたちは、常にお客さまの安心と満足のために、行動します。
- 誠実INTEGRITY (インテグリティ)わたしたちは、あらゆる場面で、あらゆる人に、誠実、親切、公平・公正に接します。
- チームワークTEAMWORK (チームワーク)わたしたちは、お互いの個性と意見を尊重し、知識とアイデアを共有して、ともに成長します。
- 革新INNOVATION (イノベーション)わたしたちは、ステークホルダーの声に耳を傾け、絶えず自分の仕事を見直します。
- プロフェッショナリズムPROFESSIONALISM (プロフェッショナリズム)わたしたちは、自らを磨き続け、常に高い品質のサービスを提供します。
上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことで三井住友海上火災保険の内定獲得可能性を上げられると考えられます。
Ⅱ.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、三井住友海上火災保険に入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、三井住友海上火災保険入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
4. 三井住友海上火災保険への内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特に三井住友海上火災保険攻略に適したサービスは下記3つです。
①スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
三井住友海上火災保険の選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースを三井住友海上火災保険に集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間を三井住友海上火災保険含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
②選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。
③JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点で三井住友海上火災保険の登録状況は確認できておりませんが、
電通、三井住友海上火災保険、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。
【三井住友海上火災保険の採用大学】終わりに
本記事では、三井住友海上火災保険の採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
三井住友海上火災保険の就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。