今回は、日本中央競馬会の採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。

日本中央競馬会は、歴史ある競馬運営団体のため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。

また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。

【日本中央競馬会の採用大学】会社概要

基本情報

まず、日本中央競馬会の会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。

参考：日本中央競馬会「企業ホームページ」

日本中央競馬会は、国民的レジャーともいえる競馬の健全な発展を図って設立された団体です。昭和11年に設立された日本競馬会を前身とし、昭和29年に設立されました。日本国政府が資本金の全額を出資している特殊法人であることが特長のひとつです。中央競馬の施行のほか、競走馬の研究、広報活動なども行っています。競馬法や日本中央競馬会法といった法律を遵守し、公正な競馬の運営に努めています。

経営理念

日本中央競馬会の経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。

お客様とともに
私たちは、お客様を第一に、皆様にご満足いただけるよう取り組んでいきます。

夢と感動とともに
私たちは、レースの迫力、馬の美しさ、推理の楽しみが一体となった競馬の魅力を高め、夢と感動を皆様にお届けします。

信頼とともに
私たちは、快適で安全な環境のもと皆様から信頼される公正な競馬を着実に実施していきます。

社会とともに
私たちは、皆様に親しまれる競馬の開催を通じて社会への責任を果たし、持続可能でよりよい社会の実現に貢献していきます。また、馬に寄り添い、馬文化を育んでいきます。

そして未来へ
私たちは、歴史と伝統のある競馬の発展に努め、国際的なスポーツエンターテインメントとしての競馬を皆様とともに創造していきます。

引用：日本中央競馬会「経営の基本方針」

平均年収

日本中央競馬会の平均年収推移は下記のとおりです。

役職	平均年収
係員クラス	300～502万円
係長クラス	598～1032万円
課長クラス	1261～1496万円

日本中央競馬会は平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。

では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。

【日本中央競馬会の採用大学】採用人数1位は明治大学

採用大学

日本中央競馬会の採用人数1位は明治大学です。

1位	明治大	5人
2位	慶應義塾大	4人
2位	法政大	4人
4位	早稲田大	3人
4位	青山学院大	3人
6位	北海道大	2人
6位	日本大	2人
6位	関西学院大	2人
9位	同志社大ほか	1人

過去の採用大学一覧は非公開ですが、上位校を合計しても全体の53％ほどであるため、全国から幅広く採用していると考えられます。

採用人数

22年卒の合計採用人数は49名です。そのため、全体の約10％が明治大学から採用されています。

引用：リクナビ「日本中央競馬会の新卒採用・会社概要」

学歴フィルター

続いて、日本中央競馬会の学歴フィルターの有無について記載します。

日本中央競馬会は過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。

学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。

採用倍率

日本中央競馬会の採用倍率は35倍～38倍だと考えられます。

参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、日本中央競馬会の採用倍率はやや高いと考えられます。

採用倍率だけで見ると日本中央競馬会への就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか？

次に、別の切り口から日本中央競馬会の就職難易度について記載していきます。

【日本中央競馬会の採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる

就職難易度

日本中央競馬会の就職難易度は58.9で、有名企業427社の中173位でした。

就職難易度の算出は以下の方法で行っています。

企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。

大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試（合格可能性80％）を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト（2020年以前はセンター）利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。

引用：東洋経済新聞「最新版｢入社が難しい有名企業｣ランキング200社」

日本中央競馬会の就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。

下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。

【日本中央競馬会の採用大学】選考フロー

日本中央競馬会の選考フローは下記記載の通りです。

引用：「日本中央競馬会新卒採用サイト」

では、日本中央競馬会に内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか？

次に、日本中央競馬会の内定獲得のための対策方法について解説します。

【日本中央競馬会の採用大学】内定獲得のための対策方法

日本中央競馬会の選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記４つと考えられます。

下記にそれぞれの対策方法を記載します。

1. エントリーシートの対策

日本中央競馬会の内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。

下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。

2. 筆記試験・適性検査の対策

日本中央競馬会の24年度における筆記試験・適性検査はSPIです。

下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。

3. 面接の対策（志望動機・学生時代頑張ったこと）

日本中央競馬会の内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。

面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと（ガクチカ）に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。

下記に、日本中央競馬会を受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。

①志望動機の対策

志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。

日本中央競馬会の志望動機を考える時のポイントは下記３つです。

Ⅰ.「日本中央競馬会で実現したいこと」を伝える

志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するために日本中央競馬会のリソースを使いたい。だから日本中央競馬会を志望する。」がおすすめです。

年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。

詳細解説は下記記事をお読みください。

Ⅱ.過去の経験・想いを入れる

「日本中央競馬会で実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか？」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。

ただ単に「日本中央競馬会に入って○○したいです！」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。

Ⅲ.他社ではなく日本中央競馬会である理由を伝える

「他社ではなく日本中央競馬会の理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。

理由を記載する際は、日本中央競馬会が力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。

詳細解説は下記記事をお読みください。

②学生時代頑張ったことの対策

「学生時代頑張ったこと（以下、ガクチカ）」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。

日本中央競馬会のガクチカを考える時のポイントは下記2つです。

Ⅰ.PRポイントを選定する

闇雲にエピソードを書く前に、まずは「日本中央競馬会が求める人材像」を調べましょう。

日本中央競馬会が求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。

日本中央競馬会の求める人材像は下記だと考えられます。

引用：日本中央競馬会「FAQ」

業務内容が多岐に渡っていることから、求められる能力についても様々です。 まず初めに、JRAはお客様に勝馬投票券を購入して頂くことによって成り立っています。そして、JRA職員の多くは勝馬投票券を発売する現場でも働きます。こうした仕事においては、接客を楽しめること、さらにお客様からのご意見を真摯に受け止め改善していこうとする誠実さが重要となります。 また、その一方で審判、業務といった部門では調教師・騎手・厩務員といった厩舎関係者や馬主など競馬サークルを形作る様々な方々と接します。こうした仕事においては、自分だけの意見に固執せず、周りの意見にも耳を傾けた上で、様々な関係者との間を調整していく能力が重要となっていきます。 このように担当する仕事によって、必要となる能力は異なります。JRAでは入会してから、様々な仕事に携わることになるため、1人の人間に求められる能力も幅広いものとなります（これは事務職に限ったことではありません）。こうしたことから、現時点の能力におごることなく、入会後もできる限り幅広い視野と柔軟な対応能力を持ち、自分自身を成長させる思いを持った方が望ましいと思っています。

引用：日本中央競馬会「FAQ」

日本中央競馬会では、入社後も幅広い視野を持ち、柔軟に対応できる人材、また成長意欲があり、様々な業務においてスキルを伸ばせる人材が求められていると考えられます。

また、日本中央競馬会が掲げる経営の基本方針に共感できる人材も日本中央競馬会が求める人物像だと考えられます。

お客様とともに
私たちは、お客様を第一に、皆様にご満足いただけるよう取り組んでいきます。

夢と感動とともに
私たちは、レースの迫力、馬の美しさ、推理の楽しみが一体となった競馬の魅力を高め、夢と感動を皆様にお届けします。

信頼とともに
私たちは、快適で安全な環境のもと皆様から信頼される公正な競馬を着実に実施していきます。

社会とともに
私たちは、皆様に親しまれる競馬の開催を通じて社会への責任を果たし、持続可能でよりよい社会の実現に貢献していきます。また、馬に寄り添い、馬文化を育んでいきます。

そして未来へ
私たちは、歴史と伝統のある競馬の発展に努め、国際的なスポーツエンターテインメントとしての競馬を皆様とともに創造していきます。

引用：日本中央競馬会「経営の基本方針」

上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことで日本中央競馬会の内定獲得可能性を上げられると考えられます。

Ⅱ.再現性があるか

ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、日本中央競馬会に入社してからも再現性があるか？」を人事は確認してます。

インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。

下記ポイントを盛り込み、日本中央競馬会入社後にも再現性があることを伝えましょう。

詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。

4. 日本中央競馬会への内定確率を高めるツールの活用

就活系のサービスは多岐に渡りますが、特に日本中央競馬会攻略に適したサービスは下記3つです。

①スカウトアプリ

まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。

日本中央競馬会の選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースを日本中央競馬会に集中させることが望ましいです。

上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。

※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。

OfferBox：マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用　※変動あり

dodaキャンパス：SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用　※変動あり

キミスカ：三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用　※変動あり

②選考情報掲示板アプリ

続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。

適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。

就活を効率的に進めるには必須アイテムです。

『ONE CAREER』のご利用はこちら

③JOBTV

最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。

JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。

記事執筆時点で日本中央競馬会の登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。

既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。

『JOBTV』のご利用はこちら

【日本中央競馬会の採用大学】終わりに

本記事では、日本中央競馬会の採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。

日本中央競馬会の就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。

入念に対策して内定を勝ち取りましょう。

また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。

下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。