【マッキンゼーの採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説
今回は、マッキンゼーの採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。
マッキンゼーは、世界のトップ企業ともいえるコンサルティングファームのため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【マッキンゼーの採用大学】会社概要
基本情報
まず、マッキンゼーの会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
参考:マッキンゼー「企業ホームページ」
マッキンゼーは、外資系コンサルティングファームの一つです。1926年、シカゴ大学経営学部教授のジェームズ・O・マッキンゼー氏によって設立されました。世界中で事業を展開しており、各国の大企業や政府機関にサービスを提供しています。優秀な人材を多く持つマッキンゼーでは、大企業のトップから大規模なプロジェクトを任されることが多いそうです。また経営課題解決の支援に加えて、デジタル化の推進やオペレーション目標の達成の担当など、様々なプロジェクトを通して企業を徹底的にサポートしています。
経営理念
マッキンゼーの経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。
To help our clients make distinctive, lasting, and substantial improvements in their performance and to build a great firm that attracts, develops, excites, and retains exceptional people.
際立って大きな継続的成長を実現できるようクライアントを支援する。同時に、卓越した人材を惹きつけ、成長させ、刺激し、彼らが長く留まりたくなるような最高の組織を創造する。
引用:マッキンゼー「ミッション」
平均年収
マッキンゼーの平均年収推移は下記のとおりです。
年齢 | 平均年収 |
25~29歳 | 748万円 |
30~34歳 | 1325万円 |
35~39歳 | 1644万円 |
マッキンゼーは平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。
では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。
【マッキンゼーの採用大学】学歴フィルターはあり
マッキンゼーの採用人数1位は東京大学です。
1位 | 東京大 | 40人 |
2位 | 慶應義塾大 | 5人 |
3位 | 京都大 | 3人 |
4位 | 北海道大 | 1人 |
4位 | 東京外語大 | 1人 |
4位 | 早稲田大 | 1人 |
過去の採用大学一覧は非公開となっていますが、働いているコンサルタントの方の出身大学などからも上記の大学がメインであると考えられます。
学歴フィルター
続いて、マッキンゼーの学歴フィルターの有無について記載します。
マッキンゼーは過去、早慶以上の大学から採用している実績が多く、一定の学歴フィルターがあると考えられます。
学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。
採用倍率
マッキンゼーの採用倍率は492倍だと考えられます。
参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、マッキンゼーの採用倍率は高いと考えられます。
採用倍率だけで見るとマッキンゼーへの就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか?
次に、別の切り口からマッキンゼーの就職難易度について記載していきます。
【マッキンゼーの採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
就職難易度
マッキンゼーの就職難易度は68.9で、有名企業427社の中1位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)
2位:ボストン コンサルティング グループ(66.5)
3位:三菱商事(65.1)
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)
参考:東洋経済新聞「「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
マッキンゼーの就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。
【マッキンゼーの採用大学】選考フロー
マッキンゼーの選考フローは下記記載の通りです。
1. 書類選考
2. 適性検査
3. 1次ケース面接 1~3件
4. 最終ケース面接 2~3件
5. 内々定
引用:「マッキンゼー新卒採用サイト」
では、マッキンゼーに内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、マッキンゼーの内定獲得のための対策方法について解説します。
【マッキンゼーの採用大学】内定獲得のための対策方法
マッキンゼーの選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記4つと考えられます。
下記にそれぞれの対策方法を記載します。
1. エントリーシートの対策
マッキンゼーの内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
2. 筆記試験・適性検査の対策
マッキンゼーの25年度における筆記試験・適性検査は企業オリジナルです。
ただし、企業の適性検査ではSPIが採用率No1であるため、マッキンゼーの対策を含め、SPIを中心に取り組むことをおすすめします。
3. 面接の対策(志望動機・学生時代頑張ったこと)
マッキンゼーの内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。
面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、マッキンゼーを受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
マッキンゼーの志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
Ⅰ.「マッキンゼーで実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するためにマッキンゼーのリソースを使いたい。だからマッキンゼーを志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
Ⅱ.過去の経験・想いを入れる
「マッキンゼーで実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「マッキンゼーに入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
Ⅲ.他社ではなくマッキンゼーである理由を伝える
「他社ではなくマッキンゼーの理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、マッキンゼーが力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
マッキンゼーのガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
Ⅰ.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「マッキンゼーが求める人材像」を調べましょう。
マッキンゼーが求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
マッキンゼーの求める人材像は下記だと考えられます。
引用:マッキンゼー「バリュー」
Adhere to the highest professional standards
引用:マッキンゼー「バリュー」
プロフェッショナルとしての最高水準にこだわりぬく
put client interests ahead of our firm’s
クライアントの利益をファームの利益より優先する
maintain high standards and conditions for client service
クライアントに常に最高水準の支援を提供する
observe high ethical standards
高い倫理規範を遵守する
preserve client confidences
クライアントの機密を厳守する
maintain an independent perspective
独立した視点を保持する
manage client and firm resources cost-effectively
クライアント及びファームのリソース活用に際し、費用対効果を最大化する
マッキンゼーではプロフェッショナルとして、高い水準で仕事をやり切れる人材が求められていると考えられます。また仕事のスキルはもちろん、高い倫理観も求められています。
また、マッキンゼーが掲げるミッションに共感できる人材もマッキンゼーが求める人物像だと考えられます。
ミッション
To help our clients make distinctive, lasting, and substantial improvements in their performance and to build a great firm that attracts, develops, excites, and retains exceptional people.際立って大きな継続的成長を実現できるようクライアントを支援する。同時に、卓越した人材を惹きつけ、成長させ、刺激し、彼らが長く留まりたくなるような最高の組織を創造する。
引用:マッキンゼー「ミッション」
上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことでマッキンゼーの内定獲得可能性を上げられると考えられます。
Ⅱ.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、マッキンゼーに入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、マッキンゼー入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
4. マッキンゼーへの内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特にマッキンゼー攻略に適したサービスは下記3つです。
①スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
マッキンゼーの選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースをマッキンゼーに集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間をマッキンゼー含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
②選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。
③JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点でマッキンゼーの登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。
【マッキンゼーの採用大学】終わりに
本記事では、マッキンゼーの採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
マッキンゼーの就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。