【日テレ(日本テレビ放送網)の採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説
今回は、日テレ(日本テレビ放送網)の採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。
日テレは、全国に放送ネットワークを持つ民放キー局のため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【日テレの採用大学】会社概要
基本情報
まず、日テレの会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
参考:日テレ「企業ホームページ」
日テレは、いわゆる民放キー局で、NNN(Nippon News Network ニュース番組を提供)、NNS(Nippon Television Network System 番組供給を行う)の2つの全国ネットワークを構築しています。
引用:日テレ「国内ネットワーク」
平日の朝・昼はZIP!、DayDay.、NNNストレイトニュース、ヒルナンデス!、ミヤネ屋、news every.を放送し、夜間はバラエティ番組、ドラマなどを編成し全国放送しているほか、映画、DVDなども制作・販売しています。
また、笑点、ダウンタウンのガキの使いやあらへんで、金曜ロードショー、それいけ!アンパンマン、キユーピー3分クッキング、仮装大賞、はじめてのおつかい、全国高等学校サッカー選手権大会(年1回放送)といった長寿番組を有しています。
そのほか、過去のテレビ番組や放送後一定期間、オンタイムで見逃したり録画を忘れたりした視聴者のために番組などをインターネットで配信する『Hulu』運営のHJホールディングスも、日テレが2014年に買収し、子会社化しています。
略称:NTV
引用:日テレ「会社概要」
コールサイン:JOAX-DTV にほんテレビデジタルテレビジョン
リモコンID:4ch
周波数:545.142857MHz
出力:10kW
経営理念
日テレの経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。
日本テレビグループ創業以来の企業精神に基づき
引用:日テレホールディングス「経営理念・経営方針」
「正しく速やかな報道、質の高い映像・情報の提供と、テレビという枠を超えた多彩な文化の創造により、
国民生活を豊かなものにする」
平均年収
日テレの平均年収推移は下記のとおりです。
2022年3月期 | 約1379万円 |
2021年3月期 | 約1384万円 |
2020年3月期 | 約1401万円 |
2019年3月期 | 約1372万円 |
2018年3月期 | 約1461万円 |
2017年3月期 | 約1427万円 |
2016年3月期 | 約1427万円 |
日テレは平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。
では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。
【日テレの採用大学】採用人数1位は慶應義塾大学・早稲田大学
採用大学
日テレの採用人数1位は慶應義塾大学・早稲田大学です。
1位 | 慶應義塾大 | 7人 |
2位 | 早稲田大 | 7人 |
3位 | 東京大 | 2人 |
4位 | 大阪大 | 2人 |
5位 | 筑波大 | 1人 |
6位 | 東京海洋大 | 1人 |
7位 | 電気通信大 | 1人 |
8位 | 一橋大 | 1人 |
9位 | 横浜国立大 | 1人 |
10位 | 京都大ほか | 1人 |
2022年の採用大学一覧は下記になっており、全国から幅広く採用していることが分かります。
慶應義塾大学、早稲田大学、東京大学、大阪大学、筑波大学、東京海洋大学、電気通信大学、一橋大学、横浜国立大学、京都大学、長崎大学、日本女子大学、法政大学、明治大学
参考:日テレ「2022年 企業ごとの大学別就職者数 日本テレビ放送網」
採用人数
2022年卒の合計採用人数は26名です。そのため、全体の約50%が慶應義塾大学・早稲田大学から採用されています。
参考:日テレ「2022年 企業ごとの大学別就職者数 日本テレビ放送網」
学歴フィルター
続いて、日テレの学歴フィルターの有無について記載します。
日テレは過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。
学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。
採用倍率
日テレの採用倍率は666倍だと考えられます。
※算出方法:ワンキャリアのお気に入り登録数約20000件/採用人数約30人
参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、日テレの採用倍率は高いと考えられます。
採用倍率だけで見ると日テレへの就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか?
次に、別の切り口から日テレの就職難易度について記載していきます。
【日テレの採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
就職難易度
日テレの就職難易度は62.9で、有名企業427社の中25位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)
2位:ボストン コンサルティング グループ(66.5)
3位:三菱商事(65.1)
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)
…
24位:アビームコンサルティング(62.9)
25位:日本テレビ放送網(62.9)
26位:丸紅(62.8)
参考:東洋経済新聞「「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
日テレの就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。
【日テレの採用大学】選考フロー
日テレの選考フローはエントリーしないと実際の情報は確認できませんが、ネット上では過去、次の流れであったと記されていました。目指している方は積極的にエントリーし、確認しましょう!
1. ES提出
2. WEBテスト
3. 1次面接
4. 筆記試験
5. 2次面接
6. グループワーク選考
7. 3次面接
8. 最終役員面接
9. 内々定
引用:「note 僕の就職活動記録 ~日本テレビ採用選考 <前編>~」
では、日テレに内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、日テレの内定獲得のための対策方法について解説します。
【日テレの採用大学】内定獲得のための対策方法
日テレの選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記4つと考えられます。
下記にそれぞれの対策方法を記載します。
1. エントリーシートの対策
日テレの内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
2. 筆記試験・適性検査の対策
日テレの2022年度における筆記試験・適性検査はTG-WEBだったという情報が見られました。
SPI対策も含め下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
3. 面接の対策(志望動機・学生時代頑張ったこと)
日テレの内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。
面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、日テレを受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
日テレの志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
Ⅰ.「日テレで実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するために日テレのリソースを使いたい。だから日テレを志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
Ⅱ.過去の経験・想いを入れる
「日テレで実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「日テレに入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
Ⅲ.他社ではなく日テレである理由を伝える
「他社ではなく日テレの理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、日テレが力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
日テレのガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
Ⅰ.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「日テレが求める人材像」を調べましょう。
日テレが求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
日テレの求める人材像は下記です。
引用:日テレ「採用サイト」
Q 日テレが求める人物像を具体的に教えてください。
A 日本テレビの仕事は、地上波放送の「枠」だけに収まることなく多岐にわたっています。いまこそ、テレビの「枠」を超えて挑戦できる人材を求めています。またテレビは、一人では絶対に作れません。チームワークが非常に大切です。カメラの後ろには、制作スタッフだけでなく、技術・美術をはじめ驚くほど大勢の人たちがいて番組を支えてくれています。その大人数が「良い番組を作ろう」という同じ方向を目指すようにコミュニケーションをとっていくことが求められます。だから、チームで何かを作り上げることに喜びを感じられる人を求めています。
引用:日テレ採用サイト「人事部Q&A」
テレビを見ることが好きで、番組制作に回りたい方も多いと思いますが、その枠にとらわれることなくなんでもチャレンジできる人、チームプレイが得意で協調性がある人材なら、日テレ人事担当者の目に留まるかもしれません。
また、日テレが掲げる基本姿勢に共感できる人材も日テレが求める人物像だと考えられます。
報道の信頼性向上
▶報道機関として公平・公正さを保ち、迅速・正確な情報を発信し、信頼性を高めます。
▶言論および表現の自由を確保し、健全な民主主義の発展に尽くすことで社会の信頼に応えます。
▶放送とインターネットの両輪による安心・安全な情報の発信に努めます。
上記画像と文章の引用:日テレ「中期経営計画 2022-2024」
上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことで日テレの内定獲得可能性を上げられると考えられます。
Ⅱ.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、日テレに入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、日テレ入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
4. 日テレへの内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特に日テレ攻略に適したサービスは下記3つです。
①スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
日テレの選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースを日テレに集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間を日テレ含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
②選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。
③JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点で日テレの登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。
【日テレの採用大学】終わりに
本記事では、日テレの採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
日テレの就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。