【NTT東日本の採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説
今回は、NTT東日本の採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。
NTT東日本は、難関インフラ企業の1社であるため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【NTT東日本の採用大学】会社概要
基本情報
まず、NTT東日本の会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
参考:NTT東日本「企業ホームページ」
NTT東日本の業務は大きく二つです。
一つ目は、電気通信業務です。具体的には、加入電話・着信用電話・公衆電話などの音声伝送サービス、データ放送サービスやテレビ放送サービス、それぞれの利用者専用のサービスなどを、必要な設備や技術を社員の方が活用して、お客様に提供するサービスを行っています。
二つ目は、附帯業務、目的達成業務と呼ばれるもので、電話機等の販売や情報料回収代行サービスや電気通信に関するコンサルティングサービスを提供しています。
以上二つの事業を、東日本地域で展開しています。
参考:NTT東日本「事業内容」
経営理念
NTT東日本の経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。
地域の未来を支えるソーシャルイノベーション企業へ
引用:NTT東日本「トップメッセージ」
平均年収
NTT東日本の平均年収推移は下記のとおりです。
2022年3月期 | 約952万円 |
2021年3月期 | 約931万円 |
2020年3月期 | 約922万円 |
2019年3月期 | 約911万円 |
2018年3月期 | 約905万円 |
2017年3月期 | 約895万円 |
2016年3月期 | 約888万円 |
*NTT東日本は上場していないため、有価証券報告書がありません。
代わりに、親会社のNTTの有価証券報告書に記載されている情報をご紹介します。
NTT東日本は平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。
では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。
【NTT東日本の採用大学】採用人数1位は早稲田大学
採用大学
NTT東日本の採用人数1位は早稲田大学です。
1位 | 早稲田大 | 27人 |
2位 | 慶応義塾大 | 21人 |
3位 | 明治大 | 16人 |
4位 | 東京理科大 | 15人 |
5位 | 立教大 | 13人 |
6位 | その他 | 235人 |
過去の採用大学一覧は下記になっており、全国から幅広く採用していることが分かります。
会津大学、アルスコンピュータ専門学校、岩手県立大学、エプソン情報科学専門学校、神奈川工科大学、関東職業能力開発大学校、工学院大学、国士舘大学、駒澤大学、埼玉工業大学、芝浦工業大学、情報科学専門学校、拓殖大学、千歳科学技術大学、千葉工業大学、中央大学、桐蔭横浜大学、東海大学、東京工科大学、東京情報大学、東京電機大学、東北学院大学、東北工業大学、東北職業能力開発大学校、東北電子専門学校、東洋大学、新潟工科専門学校、新潟コンピュータ専門学校、日本工学院専門学校、日本工学院八王子専門学校、日本工業大学、日本大学、日本電子専門学校、八戸工業大学、船橋情報ビジネス専門学校、北海道情報大学、室蘭工業大学、盛岡情報ビジネス専門学校、琉球大学
その他大学、高専、短大、専門学校 多数実績あり*NTT東日本単体での採用実績校の記載がなかったため、NTT東日本グループの採用実績校を記載しております。
引用:リクナビ「NTT東日本グループの新卒採用・会社概要」
採用人数
21年卒の合計採用人数は327名です。そのため、全体の約8%が早稲田大学から採用されています。
引用: リクナビ「NTT東日本グループの新卒採用・会社概要」
*NTT東日本単体での採用実績校の記載がなかったため、NTT東日本グループの採用実績校を記載しております。
学歴フィルター
続いて、NTT東日本の学歴フィルターの有無について記載します。
NTT東日本は過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。
学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。
採用倍率
NTT東日本の採用倍率は約31倍だと考えられます。
参考:俺の転職活動塾「有名企業採用倍率ランキング」
参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、NTT東日本の採用倍率はやや高いと考えられます。
採用倍率だけで見るとNTT東日本への就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか?
次に、別の切り口からNTT東日本の就職難易度について記載していきます。
【NTT東日本の採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
就職難易度
NTT東日本の就職難易度は59.9で、有名企業427社の中119位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)
2位:ボストン コンサルティング グループ(66.5)
3位:三菱商事(65.1)
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)
…
118位:東京海上日動火災保険(59.9)
119位:NTT東日本(59.9)
120位:住友ベークライト(59.9)
参考:東洋経済新聞「「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
NTT東日本の就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。
【NTT東日本の採用大学】選考フロー
NTT東日本の選考フローは下記記載の通りです。
1. エントリーシート
2. 適性検査
3. 一次面接
4. 二次面接
5. 最終面接
6. 内々定
引用:「NTT東日本新卒採用サイト」
では、NTT東日本に内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、NTT東日本の内定獲得のための対策方法について解説します。
【NTT東日本の採用大学】内定獲得のための対策方法
NTT東日本の選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記4つと考えられます。
下記にそれぞれの対策方法を記載します。
1. エントリーシートの対策
NTT東日本の内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
2. 筆記試験・適性検査の対策
NTT東日本の2022年度における筆記試験・適性検査は、玉手箱です。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
3. 面接の対策(志望動機・学生時代頑張ったこと)
NTT東日本の内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。
面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、NTT東日本を受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
NTT東日本の志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
Ⅰ.「NTT東日本で実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するためにNTT東日本のリソースを使いたい。だからNTT東日本を志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
Ⅱ.過去の経験・想いを入れる
「NTT東日本で実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「NTT東日本に入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
Ⅲ.他社ではなくNTT東日本である理由を伝える
「他社ではなくNTT東日本の理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、NTT東日本が力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
NTT東日本のガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
Ⅰ.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「NTT東日本が求める人材像」を調べましょう。
NTT東日本が求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
NTT東日本の求める人材像は下記だと考えられます。
ICTの進化により、社会は便利に、そして豊かになりました。
10年前、想像上の出来事だったことが現実になっているように、この社会はこれからもまだまだ変わっていく無限の可能性を秘めています。
だからこそ、NTT東日本では、通信というフィールドにとどまらず社会のあらゆるプレイヤーとつながることで、
「新しい価値」をうみだし、「新しい時代」へ世の中を導く「変えること」を楽しみ、情熱と意志を持って行動できる人を求めています。たとえばこんな人:
引用:NTT東日本「求める人物像」
“自分がやるんだ”という主体性のある人
いかなる変化も成長の機会と捉えて楽しめる人
困難な状況でも粘り強く最後までやりきる人
夢を実現するための情熱を持ち、仲間と協調(協創)できる人
常識にとらわれず本質を見極め、新しい価値を創造したい人
“つなぐ”想いに共感できる人
NTT東日本が求める人物像は、時代の変化に適応し、どんな状況においても情熱を持って主体的に物事に取り組める人材であると考えられます。
これまでは通信事業メインで運営していましたが、近年になって事業の多角化を進め、各フィールドで影響力を生み出したい/維持したいという背景から上記メッセージを掲げていると考えられます。
また、人事部長のメッセージも参考になりますので目を通してみてください。
学生のみなさんへ
よく「求める人物像」を問われるのですが、一言で表現するのは非常に難しいです。少し話は変わりますが、みなさんはNTT東日本の強みは何と想像されますか。私はよく社員に「NTT東日本の強みは環境適応力の高さ」であると話をしています。電話回線がISDN回線になり、ADSL回線になり、光になり、モバイルになり、IoTになり、AIになり、5Gになり・・・。「通信環境」は私が入社以来、日進月歩で進化し続けています。今後もこの勢いは増すことはあっても停滞することは無いでしょう。
進化する環境に迅速に対応し続けていかなければ企業の存続すら危ぶまれるのが、我々が身を置く通信業界だと言えます。「求める人物像」に話を戻すと、そうした業界の構成員となる人材ですから、決して単一の個性を求めておらず、多様な個性を常に求めているというのが私の答えです。学生のみなさんには、ご自身の価値観や、どのような強みを持っているのかなど、自己認識を深めた上で、当社の扉を叩いて欲しいと願っています。ぜひあなたの個性・魅力を聞かせてください。
NTT東日本にはそうしたみなさんの個性・魅力を活かせる様々な仕事が存在し、各自が適した仕事に軸足をおいて専門性を磨いています。このように社員一人ひとりが主体的にキャリアをつくることで、世の中で通用するプロフェッショナルへと育っていくのです。そして、能力を高めるために何より大切なことは、目の前の仕事に真摯に取り組むことです。
引用:NTT東日本「新卒採用サイト」
上記を踏まえたPRポイントの設定、エピソード選定を行うことでNTT東日本の内定獲得可能性を上げられると考えられます。
Ⅱ.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、NTT東日本に入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、NTT東日本入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
4. NTT東日本への内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特にNTT東日本攻略に適したサービスは下記3つです。
①スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
NTT東日本の選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースをNTT東日本に集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間をNTT東日本含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
②選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。
③JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点でNTT東日本の登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。
【NTT東日本の採用大学】終わりに
本記事では、NTT東日本の採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
NTT東日本の就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。