今回は、双日の採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。

双日は、7大商社の一角のため就活生人気が高く、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。

また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。

【双日の採用大学】会社概要

基本情報

まず、双日の会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。

参考：双日「企業ホームページ」

双日は、自動車、航空産業・交通プロジェクト、インフラ・ヘルスケア、金属・資源・リサイクル、化学、生活産業・アグリビジネス、リテール・コンシューマーサービスの7つの事業を展開しています。

七つの事業それぞれにおいて、国内外での多様な製品の製造・販売や輸出入、サービスの提供、各種事業投資などを行っています。

特に抑えておくべき事業は大きく二つあり、一つ目は、航空産業・交通プロジェクトです。

なぜなら他商社が注力していない事業だからです。
商社では取り組んでいる事業分野が競合間で被ってしまうケースが多いですが、航空産業・交通プロジェクトに取り組んでいるのは双日のみです。

二つ目は、インフラ・ヘルスケア事業です。
中期経営計画によると、インフラ・ヘルスケア事業における足元の着実な成長を掲げており、今後の注力事業としておさえておくと良いでしょう。

入社後に自分が取り組みたい事業を明確にして面接に臨むと良いでしょう。以下に、事業紹介のリンクを添付しておくので、一度目を通してみてください。

経営理念

双日の経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。

双日グループは、誠実な心で世界を結び、新たな価値と豊かな未来を創造します。

引用：双日「企業理念」

平均年収

双日の平均年収推移は下記のとおりです。

2022年3月期	約1038万円
2021年3月期	約1096万円
2020年3月期	約1155万円
2019年3月期	約1139万円
2018年3月期	約1090万円
2017年3月期	約1095万円
2016年3月期	約1067万円

双日は平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。

では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。

【双日の採用大学】採用人数1位は慶應義塾大学

採用大学

双日の採用人数1位は慶應義塾大学です。

1位	慶應義塾大	10人
2位	早稲田大	9人
3位	神戸大	7人
4位	青山学院大	6人
5位	一橋大	5人
6位	北海道大	5人
7位	東北大	4人
8位	大阪大	4人
9位	横浜国立大	4人
10位	京都大ほか	72人

過去の採用大学一覧は下記になっており、全国から幅広く採用していることが分かります。

青山学院大学、大阪市立大学、大阪大学、関西学院大学、関西大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、神戸市外国語大学、国際基督教大学、首都大学東京、上智大学、中央大学、筑波大学、東京外国語大学、東京大学、東京理科大学、東京工業大学、同志社大学、東北大学、名古屋大学、一橋大学、広島大学、法政大学、北海道大学、明治大学、横浜市立大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学、北九州市立大学、岡山大学、山口大学、小樽商科大学、千葉大学、金沢大学、学習院大学、和歌山大学
海外：サウスアラバマ大学、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校、オレゴン州立大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校、ニューヨーク州立大学ジェネセオ校、ソウル大学、The Hong Kong University of Science and Technology、イリノイ大学、San Francisco State University、University of Oxford、The University of Hong Kong、University of Nottingham、ブリティッシュコロンビア大学、National University of Shingapare、Shanghai University of International Business and Economics、オレゴン大学、カリフォルニア州オレンヂコースト大学、Universitas Gadjah Mada、The Hong Kong University of Science and Technology、NEOMA Business School、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校　等

引用： リクナビ「双日の新卒採用・会社概要」

採用人数

20年卒の合計採用人数は126名です。そのため、全体の約8％が慶應義塾大学から採用されています。

引用：リクナビ「双日の新卒採用・会社概要」

学歴フィルター

続いて、双日の学歴フィルターの有無について記載します。

双日は過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。

学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。

採用倍率

双日の採用倍率は136倍～266倍だと考えられます。

参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、双日の採用倍率は高いと考えられます。

採用倍率だけで見ると双日への就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか？

次に、別の切り口から双日の就職難易度について記載していきます。

【双日の採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる

就職難易度

双日の就職難易度は61.6で、有名企業427社の中51位でした。

就職難易度の算出は以下の方法で行っています。

企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。

大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試（合格可能性80％）を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト（2020年以前はセンター）利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。

引用：東洋経済新聞「最新版｢入社が難しい有名企業｣ランキング200社」

双日の就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。

下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。

【双日の採用大学】選考フロー

双日の選考フローは下記記載の通りです。

引用：「双日新卒採用サイト」

では、双日に内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか？

次に、双日の内定獲得のための対策方法について解説します。

【双日の採用大学】内定獲得のための対策方法

双日の選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記４つと考えられます。

下記にそれぞれの対策方法を記載します。

1. エントリーシートの対策

双日の内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。

下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。

2. 筆記試験・適性検査の対策

双日の2022年度における筆記試験・適性検査はC-GABです。

下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。

3. 面接の対策（志望動機・学生時代頑張ったこと）

双日の内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。

面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと（ガクチカ）に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。

下記に、双日を受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。

①志望動機の対策

志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。

双日の志望動機を考える時のポイントは下記３つです。

Ⅰ.「双日で実現したいこと」を伝える

志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するために双日のリソースを使いたい。だから双日を志望する。」がおすすめです。

年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。

詳細解説は下記記事をお読みください。

Ⅱ.過去の経験・想いを入れる

「双日で実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか？」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。

ただ単に「双日に入って○○したいです！」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。

Ⅲ.他社ではなく双日である理由を伝える

「他社ではなく双日の理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。

理由を記載する際は、双日が力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。

詳細解説は下記記事をお読みください。

②学生時代頑張ったことの対策

「学生時代頑張ったこと（以下、ガクチカ）」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。

双日のガクチカを考える時のポイントは下記2つです。

Ⅰ.PRポイントを選定する

闇雲にエピソードを書く前に、まずは「双日が求める人材像」を調べましょう。

双日が求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。

双日の求める人材像は下記だと考えられます。

未来を興せ　自らの力で　〜Make a difference〜

どんな未来を描くのか。
社会のニーズは時代と共に変わり続ける。
未来は誰にもわからない。だから面白い。
不確実な世界は、自分色に塗りつくせ。
事業や人材を創造し続ける。
その挑戦に、心踊らせよう。
誰もがまだ見ぬ時代の先駆者であれ。

引用：双日「新卒採用サイト」

双日の求める人物像は、時代の流れに対して置いていかれることなく、常に社会のニーズを捉え、事業を興していける人材であると考察することができます。
特に、総合商社は自社の商材を持っていないため、時代のニーズを的確に見抜き、常に人々のニーズを充足していかなければなりません。
したがって、上記の他に洞察力・実行力・継続力なども求められるでしょう。

また、双日が掲げる行動指針に共感できる/体現できる人材も双日が求める人物像だと考えられます。

行動指針：強い個を活かす組織力をもとに創造性を発揮し、すべてのステークホルダーに貢献するための行動指針

・確かな信頼を築く。
・将来を見据え、創意工夫する。
・スピードを追求する。
・リスクを見極め、挑戦する。
・強固な意志でやり遂げる。

引用：双日「人材育成基本方針」

上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことで双日の内定獲得可能性を上げられると考えられます。

Ⅱ.再現性があるか

ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、双日に入社してからも再現性があるか？」を人事は確認してます。

インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。

下記ポイントを盛り込み、双日入社後にも再現性があることを伝えましょう。

詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。

4. 双日への内定確率を高めるツールの活用

就活系のサービスは多岐に渡りますが、特に双日攻略に適したサービスは下記3つです。

①スカウトアプリ

まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。

双日の選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースを双日に集中させることが望ましいです。

上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。

※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。

OfferBox：マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用　※変動あり

dodaキャンパス：SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用　※変動あり

キミスカ：三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用　※変動あり

②選考情報掲示板アプリ

続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。

適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。

就活を効率的に進めるには必須アイテムです。

『ONE CAREER』のご利用はこちら

③JOBTV

最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。

JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。

記事執筆時点で双日の登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。

既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。

『JOBTV』のご利用はこちら

【双日の採用大学】終わりに

本記事では、双日の採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。

双日の就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。

入念に対策して内定を勝ち取りましょう。

また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。

下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。