今回は、東京ガスの採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。

東京ガスは、首都圏のライフライン（都市ガス供給）企業のため人気が高く、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。

また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。

【東京ガスの採用大学】会社概要

基本情報

まず、東京ガスの会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。

参考：東京ガス「企業ホームページ」

東京ガスは名前の通り、ガス供給を行ってきた会社ですが、今では

都市ガス・LNG販売／電力／海外／エネルギー関連／地域開発サービス

と5つの事業を展開しています。ただし、ガス事業で得た利益が、やはり多勢を占めています。

引用：東京ガス「事業紹介」

特筆すべきは、脱炭素への注力です。東京ガスはメタネーション技術を用いてCO2をリサイクルして都市ガスをつくる、CO2を排出しない再生可能エネルギー電源の開発、熱・電気・情報のネットワーク化による需給バランスの最適化、石炭・石油などから天然ガスへの燃料転換といった取り組みを行っています。

［エネルギー・ソリューション］
　都市ガスの製造および販売、LNG販売
　電気の製造・供給および販売
　エンジニアリングソリューション事業
　ガス器具、ガス工事、建設等
［ネットワーク］
　ガス導管事業、都市ガス供給事業
［海外］
　海外における上流事業、中下流事業等
［都市ビジネス］
　不動産開発、土地・建物の賃貸・管理等

引用：東京ガス「企業ホームページ」

経営理念

東京ガスの経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。

これからも この先も​
人によりそい、社会をささえ、未来をつむぐエネルギーになる​
わたしたちはそのために存在します。

引用：東京ガス「グループ経営理念・行動基準」

平均年収

東京ガスの平均年収推移は下記のとおりです。

2022年3月期	約695万円
2021年3月期	約667万円
2020年3月期	約660万円
2019年3月期	約656万円
2018年3月期	約636万円
2017年3月期	約640万円
2016年3月期	約649万円

東京ガスは平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。

では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。

【東京ガスの採用大学】採用人数1位は早稲田大学

採用大学

東京ガスの採用人数1位は早稲田大学です。

1位	早稲田大	20人
2位	慶應義塾大	14人
3位	東京工業大	13人
4位	東京大	9人
5位	東北大	8人
6位	京都大	4人
6位	大阪大	4人
6位	九州大	4人
6位	東京理科大	4人
10位	千葉大	2人

過去の採用大学一覧は下記になっており、全国から幅広く採用していることが分かります。

＜大学院＞
大阪大学、京都大学、慶應義塾大学、上智大学、千葉大学、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、東北大学、北海道大学
＜大学＞
大阪大学、お茶の水女子大学、関西大学、九州大学、京都大学、近畿大学、工学院大学、埼玉工業大学、上智大学、成蹊大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、帝京大学、東京大学、東京工業大学、東京農業大学、東京農工大学、東京理科大学、東邦大学、東北大学、東北学院大学、東洋大学、日本大学、法政大学、北海道大学、武蔵大学、明治大学、立教大学
＜短大・高専・専門学校＞
有明工業高等専門学校、小山工業高等専門学校、鹿児島工業高等専門学校、近畿大学工業高等専門学校、岐阜工業高等専門学校、仙台高等専門学校、函館工業高等専門学校、福島工業高等専門学校、米子工業高等専門学校、呉工業高等専門学校、佐世保工業高等専門学校

上記は実績の一部抜粋。
その他、全国多数の大学院・大学・ 高専にて採用実績あり。

引用：マイナビ2024「東京ガスの新卒採用・会社概要」

採用人数

2022年卒の合計採用人数は130名です。そのため、全体の約15％が早稲田大学から採用されています。

引用：マイナビ2024「東京ガスの新卒採用・会社概要」

学歴フィルター

続いて、東京ガスの学歴フィルターの有無について記載します。

東京ガスは過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。

学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。

採用倍率

東京ガスの採用倍率は75倍だと考えられます。

参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、東京ガスの採用倍率は高いと考えられます。

採用倍率だけで見ると東京ガスへの就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか？

次に、別の切り口から東京ガスの就職難易度について記載していきます。

【東京ガスの採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる

就職難易度

東京ガスの就職難易度は63.1で、有名企業427社の中20位でした。

就職難易度の算出は以下の方法で行っています。

企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。

大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試（合格可能性80％）を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト（2020年以前はセンター）利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。

引用：東洋経済新聞「最新版｢入社が難しい有名企業｣ランキング200社」

東京ガスの就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。

下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。

【東京ガスの採用大学】選考フロー

東京ガスの選考フローは下記記載の通りです。

（※これは都度消してください。企業の新卒採用HPを参考に内々定までのフローを記載してください）

引用：マイナビ2024「東京ガス新卒採用サイト」

では、東京ガスに内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか？

次に、東京ガスの内定獲得のための対策方法について解説します。

【東京ガスの採用大学】内定獲得のための対策方法

東京ガスの選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記４つと考えられます。

下記にそれぞれの対策方法を記載します。

1. エントリーシートの対策

東京ガスの内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。

下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。

2. 筆記試験・適性検査の対策

東京ガスの2023年度における筆記試験・適性検査はWEB受検で、過去の志望者の声を読む限り、玉手箱の対策をしておくとよさそうです。

下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。

3. 面接の対策（志望動機・学生時代頑張ったこと）

東京ガスの内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。

面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと（ガクチカ）に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。

下記に、東京ガスを受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。

①志望動機の対策

志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。

東京ガスの志望動機を考える時のポイントは下記３つです。

Ⅰ.「東京ガスで実現したいこと」を伝える

志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するために東京ガスのリソースを使いたい。だから東京ガスを志望する。」がおすすめです。

年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。

詳細解説は下記記事をお読みください。

Ⅱ.過去の経験・想いを入れる

「東京ガスで実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか？」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。

ただ単に「東京ガスに入って○○したいです！」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。

Ⅲ.他社ではなく東京ガスである理由を伝える

「他社ではなく東京ガスの理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。

理由を記載する際は、東京ガスが力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。

詳細解説は下記記事をお読みください。

②学生時代頑張ったことの対策

「学生時代頑張ったこと（以下、ガクチカ）」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。

東京ガスのガクチカを考える時のポイントは下記2つです。

Ⅰ.PRポイントを選定する

闇雲にエピソードを書く前に、まずは「東京ガスが求める人材像」を調べましょう。

東京ガスが求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。

東京ガスの求める人材像は下記だと考えられます。

引用：東京ガス「事業紹介」

現状に満足せずアクションを起こす人
自らの考えで、自ら動く人
成果が出るまで取り組む人
問題に対する深い考察が出来る人
他者の立場や気持ちに寄り添った行動がとれる人

引用：東京ガス採用サイト「求める人材像」

言い換えると向上心がある人、行動力がある人、最後まであきらめずやり抜く人、思慮深い人、他人の心の痛みがわかる人を東京ガスは採りたいと思っているのではないでしょうか。

また、東京ガスが掲げる価値観や行動基準に共感できる人材も東京ガスが求める人物像だと考えられます。

引用：東京ガス「グループ経営理念・行動基準」

私たちの行動基準
私たちは、常に信頼され選ばれ続ける「エネルギーフロンティア企業グループ」の一員として、自ら考え、行動します。
私たちは、常にクリーンでフェアな業務を行います。
私たちは、お客さま、お取引先、株主などのステークホルダーに対して誠実・公正に対応します。
私たちは、ともに働く仲間の多様性や個性を尊重し、働きやすい職場を実現します。
私たちは、地球環境を守るために行動します。

引用：東京ガス「グループ経営理念・行動基準」

上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことで東京ガスの内定獲得可能性を上げられると考えられます。

Ⅱ.再現性があるか

ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、東京ガスに入社してからも再現性があるか？」を人事は確認してます。

インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。

下記ポイントを盛り込み、東京ガス入社後にも再現性があることを伝えましょう。

詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。

4. 東京ガスへの内定確率を高めるツールの活用

就活系のサービスは多岐に渡りますが、特に東京ガス攻略に適したサービスは下記3つです。

①スカウトアプリ

まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。

東京ガスの選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースを東京ガスに集中させることが望ましいです。

上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。

※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。

OfferBox：マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用　※変動あり

dodaキャンパス：SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用　※変動あり

キミスカ：三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用　※変動あり

②選考情報掲示板アプリ

続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。

適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。

就活を効率的に進めるには必須アイテムです。

『ONE CAREER』のご利用はこちら

③JOBTV

最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。

JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。

記事執筆時点で東京ガスの登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。

既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。

『JOBTV』のご利用はこちら

【東京ガスの採用大学】終わりに

本記事では、東京ガスの採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。

東京ガスの就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。

入念に対策して内定を勝ち取りましょう。

また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。

下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。