【P&Gジャパンの採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説
今回は、P&Gジャパンの採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。
P&Gジャパンは、私たちの生活に欠かせない洗剤やヘアケア製品を世に送り出している知名度抜群のブランドのため就活生人気が高く、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【P&Gジャパンの採用大学】会社概要
基本情報
まず、P&Gジャパンの会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
参考:P&Gジャパン「勤務地・オフィスについて」
P&Gジャパンは、ベビーケア、ファブリックケア、フェミニンケア、グルーミング、ヘアケア、ホームケア、オーラルケア、スキンケアと朝起きて夜寝るときも、老若男女が生活で必要としているケア商品をたくさん売り出しており、世界的に影響力のある外資系消費財メーカーです。
代表ブランドとしてはレノア、ウィスパー、h&s、ヴィダルサスーン、JOY等があります。
P&G Japanでは洗剤、ヘアケア製品、化粧品、小型家電製品、ベビー用紙おむつなど、消費者の皆様の暮らしと密接につながった製品とサービスを日本国内外の消費者にお届けしており、パンパース、アリエール、ファブリーズ、ジレット、パンテーン、SK-II、ブラウンなど、高い価値と品質をもつ幅広い製品ブランドが、世界の人々から信頼され、愛されています。
引用:P&Gジャパン採用サイト「勤務地・オフィスについて」
経営理念
P&Gジャパンの経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。
多くの消費者の生活を少しずつ意味ある方法で日々向上させる
引用:P&Gジャパン「企業目的、共有する価値観、行動原則」
平均年収
P&Gジャパンの平均年収推移は下記のとおりです。
統括 | 約878万円 |
研究開発 | 約870万円 |
マーケティング | 約838万円 |
営業 | 約813万円 |
P&Gジャパンは平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。
では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。
【P&Gジャパンの採用大学】採用人数1位は慶應義塾大学
採用大学
P&Gジャパンの採用人数1位は慶應義塾大学です。
1位 | 慶應義塾大 | 11人 |
2位 | 東京大 | 8人 |
3位 | 大阪大 | 7人 |
3位 | 早稲田大 | 7人 |
5位 | 京都大 | 4人 |
5位 | 東京工業大 | 4人 |
5位 | 上智大 | 4人 |
過去の採用大学についてP&Gは公表していませんが、幅広い専攻の学生や既卒者を採用していることが分かります。
私たちは、マーケティング、セールス、F&A、情報戦略、プロダクトサプライ、人事統括など職種別でそれぞれのキャリアを築いていきます。そのため、ITやエンジニアリングを専攻する学生、科学やマーケティングの専攻の仕事を探している既卒者の場合でも、配属先に強い希望のあるMBA生の方でも、P&Gで充実したキャリアを見つけることができます。
引用:P&Gジャパン「新卒採用」
採用人数
2022年卒の合計採用人数は60名です。そのため、全体の約18%が慶應義塾大学から採用されています。
参考:朝日新聞EduA「「企業入社難易度ランキング2022」化学・医薬品 P&Gと富士フイルムが逆転、急上昇の製薬会社」
外資系企業は過去の採用実績を公開していないため、正確な情報は取得できておりませんが、口コミによると例年50名〜100名前後の採用人数に落ち着いているとのことでした。
学歴フィルター
続いて、P&Gジャパンの学歴フィルターの有無について記載します。
P&Gジャパンは若干の学歴フィルターを設けていると考えられています。
早慶以上の学歴があれば、学歴が理由で落とされる可能性は極めて低いですが、MARCH層に関しては応募時期によっては学歴が理由で落とされているのでは?という声も挙がっています。
学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。
採用倍率
P&Gジャパンの採用倍率はおよそ191倍だと考えられます。
143倍(同業のライオンの採用倍率)×約80名(ライオンの採用人数)÷60人(P&Gジャパンの採用人数)
参考:マイナビ 「ライオンの新卒採用」
参考:朝日新聞EduA「「企業入社難易度ランキング2022」化学・医薬品 P&Gと富士フイルムが逆転、急上昇の製薬会社」
参考:俺の転職活動塾「有名企業採用倍率ランキング」
参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、P&Gジャパンの採用倍率はかなり高いと考えられます。
採用倍率だけで見るとP&Gジャパンへの就職はとても難しそうですが、本当にそうでしょうか?
次に、別の切り口からP&Gジャパンの就職難易度について記載していきます。
【P&Gジャパンの採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
就職難易度
P&Gジャパンの就職難易度は63.8で、有名企業427社の中10位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)
2位:ボストン コンサルティング グループ(66.5)
3位:三菱商事(65.1)
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)
…
9位:三井不動産(63.8)
10位:P&Gジャパン(63.8)
11位:博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ(63.7)
参考:東洋経済新聞「「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
P&Gジャパンの就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。
【P&Gジャパンの採用大学】選考フロー
P&Gジャパンの選考フローは下記記載の通りです。
1. エントリー
2. オンラインテスト
3. 職種別説明会&ケーススタディ
4. サプリメンタルデータシート&最終志望職種順位 提出
5.インタビュー
6.インターンシップ
7.内々定
引用:P&Gジャパン「2024年卒 春選考」
では、P&Gジャパンに内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、P&Gジャパンの内定獲得のための対策方法について解説します。
【P&Gジャパンの採用大学】内定獲得のための対策方法
P&Gジャパンの選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記4つと考えられます。
下記にそれぞれの対策方法を記載します。
1. エントリーシートの対策
P&Gジャパンの内定を獲得する上で重要な選考の一つがエントリーシートです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
2. 筆記試験・適性検査の対策
P&Gジャパンの2024年卒における筆記試験・適性検査は、オリジナルテストのようです。
企業の適性検査ではSPIが採用率No1であるため、P&Gジャパンの対策を含め、SPIを中心に取り組むことをおすすめします。
また、P&Gジャパンのオリジナルテストは一度落ちてしまうと1〜2年間の受験資格がなくなってしまう点には最大限の注意を払うようにしましょう。
3. 面接の対策(志望動機・学生時代頑張ったこと)
P&Gジャパンの内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。
面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、P&Gジャパンを受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
P&Gジャパンの志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
Ⅰ.「P&Gジャパンで実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するためにP&Gジャパンのリソースを使いたい。だからP&Gジャパンを志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
Ⅱ.過去の経験・想いを入れる
「P&Gジャパンで実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「P&Gジャパンに入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
Ⅲ.他社ではなくP&Gジャパンである理由を伝える
「他社ではなくP&Gジャパンの理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、P&Gジャパンが力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
P&Gジャパンのガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
Ⅰ.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「P&Gジャパンが求める人材像」を調べましょう。
P&Gジャパンが求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
P&Gジャパンの求める人材像は下記だと考えられます。
P&Gにとっての最良の人材、つまり私たちの望む人材を一言でいうと、「自分の持てる能力を常に最大限に発揮してビジネスや組織を構築できる人」です。
引用:P&Gジャパン「新卒採用プロセス・FAQ」
「自分の持てる能力を常に最大限に発揮してビジネスや組織を構築できる人」というキーワードから、外資系企業らしくハイレベルな学生を求めていることがわかります。
また、P&Gジャパンが掲げる「共有する価値観」に共感できる人材もP&Gジャパンが求める人物像だと考えられます。
「共有する価値観」はP&Gジャパンで成果を出すために必要な価値観として掲げられているものであり、下記を体現できる人材/体現できそうな人材は求める人物に合致すると考えられます。
共有する価値観
誠実さ:
私たちは常に正しいことを行おうとします。
お互いに正直であり率直です。
法律の文面および精神に従って業務を行います。
すべての行為と判断のすべてにおいてP&Gの価値観と行動原則を守ります。
リスクの理解を含め、データに基づき客観的に見て誠実な提唱を行います。リーダーシップ:
私たちは自分が責任を負う分野において全員がリーダーであり、リーダーシップを活かした結果を出すことに深く関与します。
当社がどこに向かっているかについて明確な展望をもちます。
リーダーシップの目的を達成し戦略に従うためのリソースを重視します。
戦略を立て組織の障壁を突破するための能力を高めます。当事者意識:
ビジネスニーズを満たし、制度を改善し、他の人がより効果的に働けるようにすることに対し、自分が個人的に責任を負うことを受け入れます。
全員が当事者として行動し、当社資産を自分自身の資産に対するように取り扱い、当社の長期的成功を考えて行動します。勝利への情熱:
最も重要なことを最も得意とすると心に決めています。
現状に対し健全な不満を抱いています。
成長したい、市場で勝利したいという抑えきれない熱意があります。信頼:
引用:P&Gジャパン「企業目的、共有する価値観、行動原則」
P&Gの同僚、顧客、消費者を尊重し、自分がされたいと思うような対応を彼らにします。
お互いの能力と目的を信頼します。
根底に信頼があるとき人々は最もよく働くと信じます。
上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことでP&Gジャパンの内定獲得可能性を上げられると考えられます。
Ⅱ.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、P&Gジャパンに入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、P&Gジャパン入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
4. P&Gジャパンへの内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特にP&Gジャパン攻略に適したサービスは下記3つです。
①スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
P&Gジャパンの選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースをP&Gジャパンに集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間をP&Gジャパン含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
②選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。
③JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点でP&Gジャパンの登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。
【P&Gジャパンの採用大学】終わりに
本記事では、P&Gジャパンの採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
P&Gジャパンの就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。