今回は、東急不動産の採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。

東急不動産は、東京の中心の１つである渋谷の街づくりに携わる超人気デベロッパーのため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。

また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。

【東急不動産の採用大学】会社概要

基本情報

まず、東急不動産の会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。

参考：東急不動産「企業ホームページ」

東急不動産では、グループの幅広い事業や人財の多様性を活かして、都市開発事業、戦略投資事業、管理運営事業、不動産流通事業の4事業を展開しています。

・都市開発事業

都市開発事業セグメントでは、オフィスビルや商業施設などの開発・運営を手がけるとともに、分譲住宅・賃貸住宅の開発を行っています。総合デベロッパーとしての豊富な経験を活かし、再開発事業や複合施設の開発に注力。対象エリアの課題解決や価値向上に取り組んでいます。時代の変化を見据えながら、まちづくりを通じて、快適で豊かな人に寄り添った暮らしを創造していきます。

・戦略投資事業

戦略投資事業セグメントでは、エネルギー政策や産業構造の変化などを踏まえ、再生可能エネルギー発電施設や物流施設など、生活を支えるインフラを開発・整備しています。また、不動産投資運用ノウハウを国内外に展開することで多彩な投資機会を創出しており、アメリカやインドネシアを中心とした海外事業においては、総合デベロッパーとしてのプレゼンスを発揮し、事業を推進しています。

・管理運営事業

管理運営事業セグメントでは、資産価値の維持向上に貢献する管理事業をはじめ、健康増進や豊かな暮らしづくりをサポートするウェルネス事業など、お客さま起点の幅広い事業を展開しています。培ってきた不動産開発・管理・運営のノウハウや蓄積データの活用によって、知的資産集約型事業への転換を推進。お客さま資産や保有施設の価値最大化を図りながら、お客さま満足を追求していきます。

・不動産流通事業

不動産流通事業セグメントでは、売買仲介・販売受託など、不動産ストックの活用に関するソリューションの提供、および賃貸住宅の管理に関わる事業を行っています。デジタル技術と知的資産の活用によって不動産流通の変革を牽引しながら、新たな収益機会を創出。また、当社グループがめざす「魅力あるライフスタイルの実現」の一翼を担うとともに、健全なストック活用型社会の発展にも貢献していきます。

引用：東急不動産「グループ事業紹介」

これらの4事業を主に行っており、他デベロッパーとの違いを明確にすることが重要です。

そのため、4事業について詳しく理解するとともに、東急不動産ならではの特徴をしっかりと見つけてあげましょう。

経営理念

東急不動産の経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。

自立と共創により、総合力を高め、信頼され愛されるブランドを確立する。

• 市場の期待に応え、新たな期待を創造する。
• 自然環境との融和をめざした経営を行う。
• 世界を視野に入れ、経営を革新する。
• 個性を尊重し、人を活かす。

もって、企業の社会的責任を全うする。

引用：東急不動産「企業理念」

平均年収

東急不動産の平均年収推移は下記のとおりです。

2022年3月期	約1057万円
2021年3月期	約1071万円
2020年3月期	約1137万円
2019年3月期	約1113万円
2018年3月期	約1194万円
2017年3月期	約1178万円
2016年3月期	約1213万円

東急不動産は平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。

では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。

【東急不動産の採用大学】採用人数1位は慶應義塾大学

採用大学

東急不動産の採用人数1位は慶應義塾大学です。

1位	慶應義塾大	10人
2位	早稲田大	6人
3位	上智大	3人
4位	東京大	2人
5位	明治大	2人
6位	法政大	2人
7位	京都大	1人
8位	京都工芸繊維大	1人
9位	青山学院大	1人
10位	関西学院大ほか	1人

過去の採用大学一覧は下記になっており、全国から幅広く採用していることが分かります。

北海道大、東北大、筑波大、埼玉大、東京大、東京農工大、一橋大、東京工業大、東京都立大学、千葉大、横浜国立大、横浜市立大、名古屋大、名古屋工業大、大阪大、大阪市立大、京都大、神戸大、広島大、九州大、早稲田大、慶応大、青山学院大、上智大、武蔵工業大、工学院大、日本大、中央大、学習院大、明治学院大、東京理科大、明治大、立教大、法政大、成蹊大、成城大、日本女子大、東京女子大、フェリス女学院大、同志社大、関西学院大、立命館大、関西大、ポートランド州立大、ロンドン大　他

引用：東急不動産「新卒採用サイト2023」

採用人数

21年卒の合計採用人数は37名です。そのため、全体の約27％が慶応義塾大学から採用されています。

引用：就職四季報 2022年度版

学歴フィルター

続いて、東急不動産の学歴フィルターの有無について記載します。

東急不動産は過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。

学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。

採用倍率

東急不動産の採用倍率は115倍だと考えられます。
参考：俺の転職活動塾「有名企業採用倍率ランキング」

参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、東急不動産の採用倍率は高いと考えられます。

採用倍率だけで見ると東急不動産への就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか？

次に、別の切り口から東急不動産の就職難易度について記載していきます。

【東急不動産の採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる

就職難易度

東急不動産の就職難易度は61.9で、有名企業427社の中40位でした。

就職難易度の算出は以下の方法で行っています。

企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。

大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試（合格可能性80％）を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト（2020年以前はセンター）利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。

引用：東洋経済新聞「最新版｢入社が難しい有名企業｣ランキング200社」

東急不動産の就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。

下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。

【東急不動産の採用大学】選考フロー

東急不動産の選考フローは下記記載の通りです。

引用：「東急不動産新卒採用サイト」

では、東急不動産に内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか？

次に、東急不動産の内定獲得のための対策方法について解説します。

【東急不動産の採用大学】内定獲得のための対策方法

東急不動産の選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記４つと考えられます。

下記にそれぞれの対策方法を記載します。

1. エントリーシートの対策

東急不動産の内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。

下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。

2. 筆記試験・適性検査の対策

東急不動産の筆記試験・適性検査の情報は確認できませんでした。

ただし、企業の適性検査ではSPIが採用率No1であるため、東急不動産の対策を含め、SPIを中心に取り組むことをおすすめします。

3. 面接の対策（志望動機・学生時代頑張ったこと）

東急不動産の内定を獲得する上で一番重要なので複数回にわたる面接です。

面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと（ガクチカ）に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。

下記に、東急不動産を受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。

①志望動機の対策

志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。

東急不動産の志望動機を考える時のポイントは下記３つです。

Ⅰ.「東急不動産で実現したいこと」を伝える

志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するために東急不動産のリソースを使いたい。だから東急不動産を志望する。」がおすすめです。

年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。

詳細解説は下記記事をお読みください。

Ⅱ.過去の経験・想いを入れる

「東急不動産で実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか？」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。

ただ単に「東急不動産に入って○○したいです！」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。

Ⅲ.他社ではなく東急不動産である理由を伝える

「他社ではなく東急不動産の理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。

理由を記載する際は、東急不動産が力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。

詳細解説は下記記事をお読みください。

②学生時代頑張ったことの対策

「学生時代頑張ったこと（以下、ガクチカ）」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。

東急不動産のガクチカを考える時のポイントは下記2つです。

Ⅰ.PRポイントを選定する

闇雲にエピソードを書く前に、まずは「東急不動産が求める人材像」を調べましょう。

東急不動産が求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。

東急不動産の求める人材像は下記にあてはまる人物だと考えられます。

創業の精神：「挑戦するDNA」

引用：東急不動産「グループ理念」

東急不動産では明確な求める人物像は明言されていません。

しかし、東急不動産の創業の精神では「挑戦」をキーワードに挙げていることから、何事にもチャレンジする意欲のある人物が求められているのではないでしょうか。

さらに、「誰もが自分らしく、いきいきと輝ける未来」を描くことを目標にもしていることから周囲のことを気にかける能力や自分自身の思いや軸を明確に持っている人も求められるのではないでしょうか。

また、東急不動産が掲げる想い（価値観、バリューなど）に共感できる人材も東急不動産が求める人物像だと考えられます。

人と向き合う想い
街や人にとって何が最適か、そして、人々の生活をより良くするためには何が必要か、とことん向き合い、本気で考える。それは決して独りよがりのものでもなく、何かを妥協した結果でもありません。街で暮らす人はもちろんのこと、働く人、過ごす人、さらにはその街を創っていく人、街に関わるすべての人を意識し、すべての人の幸せに通じるものでありたいと考えています。私たちの仕事は、街に関わるあらゆる人々をつなぎ、1つのチームをつくることでもあります。そして、そのチームが生み出す信頼のハーモニーの中から私たちが描き出していくのは、新しい時代の息吹。すべての出発点は、すべての人々に向き合うところから、始まっています。

街に寄り添う想い
その街が歩んできた歴史から、秘めたるポテンシャルを見つけて活かす。課題にしっかり向き合いながら、街の未来を想像し、新たな付加価値を創造する。それらは決して理想の押し付けではなく、街とともに歩んでいく中から導き出すひとつの最適解です。長い歴史を通じて受け継がれてきた文化や価値観を大切にしつつ、これからの時代に向けて必要となる新しいライフスタイルのあり方を模索していく。その中から生まれる想いや浮かび上がってくるイメージが、やがて新しい街のビジョンへと結実していくのです。街に語りかけ、街と真摯に向き合い、街とともに歩みながら、一緒に未来を創っていく。次の世代へと受け継いでいく街づくりは、街に寄り添うところから、始まっています。

引用：東急不動産「東急不動産のDNA」

上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことで東急不動産の内定獲得可能性を上げられると考えられます。

Ⅱ.再現性があるか

ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、東急不動産に入社してからも再現性があるか？」を人事は確認してます。

インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。

下記ポイントを盛り込み、東急不動産入社後にも再現性があることを伝えましょう。

詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。

4. 東急不動産への内定確率を高めるツールの活用

就活系のサービスは多岐に渡りますが、特に東急不動産攻略に適したサービスは下記3つです。

①選考情報掲示板アプリ

まずは最新選考情報取得の観点でLognavi（就活生限定SNS）の活用を推奨します。

タイムライン機能で東急不動産の適性検査の形式やGD、面接の設問等を取得することができます。

大手ナビサイトと異なり、情報のリアルタイム性の高さがLognaviの特徴です。

『Lognavi』のご利用はこちら

また、ONE CAREERの活用もおすすめです。

適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。

就活を効率的に進めるには必須アイテムです。

『ONE CAREER』のご利用はこちら

②スカウトアプリ

続いて優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。

東急不動産の選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースを東急不動産に集中させることが望ましいです。

上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。

※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。

OfferBox：マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用　※変動あり

dodaキャンパス：SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用　※変動あり

キミスカ：三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用　※変動あり

③JOBTV

最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。

JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。

記事執筆時点で東急不動産の登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。

既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。

『JOBTV』のご利用はこちら

【東急不動産の採用大学】終わりに

本記事では、東急不動産の採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。

東急不動産の就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。

入念に対策して内定を勝ち取りましょう。

また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。

下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。